ロンドンへ

当初から予定していたロンドンへ。海を渡って列車で外国へって日本では考えられないことだった。しかも日帰りできるってことだったので、それじゃ行かない理由はないと、最初から予定に組み込んでユーロスターの切符も早くに購入していた。

 パリ北駅   8:13  →  ロンドン  9:30  (1時間の時差がある)
 ロンドン   16:31  →  パリ北駅  19:47 

帰りのロンドン駅には遅くとも3時にはつきたいので正味5時間くらいかなあ、遊べるのは。限られた時間で目いっぱい、ということで、ロンドンの雰囲気だけ見る、というくらいの気持ちである。じじは、漱石ミュージアムがあると聞いて、是非そこには行ってみたい、というが、少し離れているから時間的に行けるかなあと心配しながらコースを組んだ。

主な観光地を外観だけ。コースは直線で記しているが、もちろんまっすぐ行けるわけはない。で、地下鉄やバス路線に沿って行くので時間がかかる。


初めてのパリ北駅出発だ。しかも外国行きだから出国手続きがある。丁度イギリスのEU離脱が決まった後なので、何時もより面倒かもしれない。
ロンドン行の受付は二階、早朝なのにすごい列。このままじゃ予定の列車に間に合わないと、駅の係員を探した。やっと係員らしき女性を見つけ、切符を見せたら、混雑しいてる列の端っこをかきわけ、荷物検査のところまで導いてくれた。ずーっと並んでる人に後ろめたい気がしながら、後をついていった。おとなしく並んでたら完全に乗り遅れたと思う。朝一番の電車に乗ってきたのに、それでは間に合わなかったんだ。

6:55  早朝のメトロ、乗り場のホームには全く人の気配がなく、電車は来るのだろうかと心配した。電車の中もご覧の通り。でも後で考えたら、この時間にまだメトロの中とは、ちょっと遅すぎた。タクシーで行くべきだった。


7:55 パリ北駅の2階で無事出国手続きを終え、再びエスカレーターで1階のホームに降りる。


7:56 これがロンドン行のユーロスター。


この列車の最高速度は334.7km/hを記録したと車内テレビの画面に出ていた。日本の新幹線の最高は東北新幹線の宇都宮、盛岡間で320km/h、山陽新幹線の新大阪と博多間が300km/hとこの2区間だけが300km/h以上ということだ。

走行中の速度表示 299km/h。 そんなに早いとは感じない。


9:33 ロンドンについた。ここから地下鉄駅に行ってインフォメーションで地下鉄とバスのゾーン1、一日乗り放題乗車券、トラベルカードを買う。


10:04  イギリスの地下鉄・チューブに乗ってロンドン塔へ向かう。


10:23 Tower Hill 駅で降りて倫敦塔まで徒歩で約6分。


ロンドン塔を左側に見ながらグルーっと回ります。



ロンドン塔は、多くの身分の高い王族・皇族や有名人が投獄され、打ち首という残虐な処刑が行われたという血みどろ歴史を持った場所である。


約2.2万坪という広大な敷地に灰色の石灰岩でできた頑丈な外壁に囲まれている。女王陛下の宮殿にして要塞といわれている。



10:37  タワーブリッジ  ロンドン橋とは違う。吊り橋と大きな船が通るときに橋の真ん中が開く可動橋の性質を併せ持っている。左右のゴシック様式のタワーが美しい。


11:52 ロンドン塔から地下鉄とバスを乗り継いで、漱石ミュージアムの通りにやっと着いた。バスの降車停留所を間違えて、バス区間の半分くらいを歩く羽目に。予定時間より大幅に遅れた。


一応ミュージアムと名がついて、googlemapにもその名前が出ていたので、それなりの建物があるかと思いきや、アパートの一室だった。住所を控えていったが、全くわからずうろうろ。とうとう近くの家の中からちょうど出てきた人を捕まえて住所の紙切れを見せたら、番地ではこのあたりだからと、一緒に近くまで連れて行ってくれた。漱石ミュージアムの名は知らなかった。


11:57  何回も前を行ったり来たりしたアパートの一室。(80B)のインターフォンが付いてる。これじゃわかるはずない。そして今日は日曜日、開館は午後2時からだ。


向かい側から見たアパート群。同じ作りのものがずらーっと並んでいる。



12:10  バスでバッキンガム宮殿に向かう。


2階建てバスの前の方にすわり、ロンドンの整然とした街並みを高いところから見物した。



12:58  バッキンガム宮殿。緑がひときわきれい。この芝生に座って弁当を開いた。


13:20 花壇を回り込んでセントジェームス公園方面へ。


13:22 セントジェームス公園。土曜日だからか家族連れが多い。


13:35  ウエストミンスター寺院。


13:43 ビッグベン


13:57 トラファルガー広場


バッキンガム宮殿から大英博物館まではこんな道をバスを利用せずに歩きました。


14:21 大英博物館。当初の予定では1時間くらい見物できるかなあ、と期待してたけど、漱石ミュージアムでかなり時間を食ってしまって、完全に無理になってしまった。ここからロンドン駅までバスを使っても14分かかる。このまま帰らねばまた出国手続きに間に合わなくなってしまう。



15:24  ロンドンでは出国手続きは人があまり多くなくて簡単に済んでしまった。こんなことわかっていたらちょっとでも大英博物館、入ってみたかった。


16:10  ユーロスターは2等座席。やはり1等と比べると座席間が狭くてテーブルもない。


ロンドンはテムズ川、パリはセーヌ河、どちらも主要な観光地が川に沿って集まっているので、とてもわかりやすい。ロンドンはほんとに整った町だった。




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