ロワールの古城へ


TGV列車の旅の最後、ロワールの古城に行く日だ。
ロワール地方にはたくさんのお城が点在しているが、ツアーでなく個人で行くには2つが限度だろう、ということでTerで行ける「シュノンソー城」と「ブロワ城」に行く予定を立てた。

 モンパルナス発  7:09  →  トゥール  8:30

トゥール発    17:31  →  モンパルナス  18:52



パリの朝7時はまだ薄暗い。その代り、夜は日の入りが9時半くらい、もうそのころはすでに寝ているので、明るいうちに寝てしまうという、日本では考えられない日常である。

テレビはあったけど見ない、パソコンは持って行ってない、次の日の行程を確認するだけで他にすることがないのでおのずから早寝になってしまう。ということで、朝の早起きは全く苦にならなかった。

7:11  モンパルナス駅を発車したばかりのTGV



7:40  車窓から。麦畑が延々と続いている。


8:31  古城めぐりの拠点・トゥールの駅に着いた。




8:38  トゥール駅はオルセー駅(今はオルセー美術館)の建設に携わった建築家の設計で建てられた。どことなくオルセー美術館のデザインに似ている。


8:42 駅前にあるインフォメーションセンターがわかりにくかった。この広場の奥の方にあった。古城めぐりのバスツアーはここから各方面に発車する。私たちはバスを利用しないで、列車で行けるシュノンソー城(列車30分、徒歩5分)とブロワ城(列車で40分、徒歩10分)に行くことにしていたので、列車の時刻表だけもらってまた駅に戻った。シュノンソー城へ行く列車を待っていたが、出発時間になっても電光掲示板には乗り場のホームが表示されず、おかしいと思っていたら、やがて30分遅れの表示が出た。本数が少ない上に、そんなに乱れては帰れなくなると、ここはパスしてブロワ城だけ観ることにした。


10:02 Terの車内。ローカル線だが、一等はこんなテーブルもついている。地図と時刻表も目いっぱい広げられた。


10:51 ブロワ駅 


11:07  


11:33  お城に入る前、ツーリストオフィス前の広場でお弁当を食べていたら、突然大きな音がなりだして、たくさんの人たちが後ろの方に集まっていた。後ろの方の建物はマジック博物館だったようで、丁度11時半からショーが始まって、ドラゴンみたいなのが窓から顔を出して、口から煙を吐きながらフェンスを壊す、というような仕掛けだったみたい。びっくりした。



12:07  ブロワ城はゴシックとルネッサンスとバロック様式の建物が混合している。7人のフランス王と9人の王妃が住んでいたお城でもある。



12:16  入ってすぐのところにあった椅子。みんなが腰かけていたので真似して座ってみた。王女になった気分?


12:23 いろんな種類の陳列があったが、よくわからない。


12:52  王の居城。立派なベッド。


13:20  ルイ12世の翼 ゴシック様式とルネッサンス建築



13:20  オルレアン公ガストンの翼




13:23  フランソワ1世の翼。中央の螺旋階段はルネッサンスの傑作と称される。


13:25  螺旋階段


13:26 フランソワ1世の紋章、サラマンダー(火吹きトカゲ)が城の壁に装飾されている。


13:36 サン・ニコラ教会と綺麗な旧市街。褐色の煙突が目立った。


18:01  モンパルナス駅近くの、看板に「とんかつ」と書いてあったレストラン。日本食かと思ったら、どちらかというとタイ料理に近い。しかし味噌汁まがいのものも出たし、カツはチキンだったけどカリカリ上がっていてまあまあ。焼きめしを頼んだのに、白ご飯までついてきた。列車の旅の帰りに2回ほどお世話になった。






                
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