夕食を済ますと何もすることがないので、就寝は早く、睡眠時間はたっぷりとれる。身体の疲れは一晩ゆっくり眠ることで回復する。相部屋だと朝起きるにも音がしないように気を使うが個室だと早く起きられる。 食堂に行くとパンとチーズの塊がテーブルにおいてあって、小屋の人は見当たらない。勝手に食べて、というみたいだった。自分でコーヒーを沸かしてチーズをカットして食べた。 6:41 朝の食堂、誰もいない。7時過ぎてからうろうろしていたら、一人の泊り客のおじさんが隣りの厨房でお湯を沸かして、挽いたコーヒー豆に注いでいた。よくわからないまま、そこらへんにあるものを勝手に食べた。 8:48 小屋を出発。足が痛いけど、行くしかない。 9:00 ズーシュ駅。くるぶしにリバテープを貼ったがかえって痛いのではがして、靴が当たらないようにティッシュを挟んだりするがどうにも痛みが止まらない。この駅で痛みはピーク。ほんのちょっとの距離で下りだったのに時間がかかった。 9:20 ズーシュの町についた。まずは食料の調達。パンと果物を2~3日分。特に明日の昼食は途中に山小屋のレストランがなさそうなので、自前での準備が必要。この奥がスーパー。ここのレジでもたもたしていたら、近くに住んでいるという日本人の女性に助けてもらった。レジ袋の代金を払ってもらったみたい。ありがとう。トマトとももと水とパンとおやつのお菓子などを買った。 9:28 ズーシュ中心部の教会。手前ひろばが観光案内所と郵便局。トイレもある。 9:29 観光案内所 11:16 ズーシュから標高差650mの登りが始まる。足を引きずりながらはかなり堪える。 おまけにアブみたいな虫が容赦なくまとわりついて、ただでさえ虫に好かれるじじの周りには、払っても払ってもしつこく付きまとっていた。虫よけの軟膏を付けているのに、シャツの上から刺されてとても痒そうだった。 11:16 花がいっぱいの可愛い小屋があったので小休憩。ここで明らかに年上だと思われるたぶんフランス人の老夫婦に追い越された。おばあちゃんの足取を見ているとユックリゆっくりである。なんで? よーく観察していると、急な坂道でも休まないのである。そして分かった。よろよろ歩いているように見えたのが、実はわざと道路を右に左に斜め走行していたのだ。それからは私も真似して斜め走行したら、ほんと疲れが違う。大袈裟に言えば直登と回り道みたいなもの。くるぶしも何とかかばって歩くことが出来た。 12:00 きつくてあたりを見回す余裕もなかったが、一面はお花畑。お天気はいいし最高なのに。 12:28 やっとヴォザ峠に到着。広々して花が開いたように明るい広場。 建物も立派。ここでお昼ごはん。珈琲とビールを注文しようと建物の中に入った。ここで初めてフランスの小さなコーヒーカップに出会った。一口サイズといいたい。3€は間違いでないかと思った。でもこの後もアメリカンとはっきり告げないと、この一口コーヒーが出てきてしまう羽目に。 12:29 モンブラン鉄道のトラムウェイ駅でもある。山の上から降りてくる様子が珍しい。 14:28 ズーシュの町並とモンブラン山群 14:45 ヴォザ峠でゆっくりランチタイムを楽しんで、もう一登り、40分で今日のホテル・プラリオンに到着。広いテラス席には人がいっぱい。宿泊客かと思いきや、夕方にはみんな帰ってしまった。ここまではズーシュからゴンドラやロープウェイ利用で来られるので、昼間はそういう人で賑わうのだろう。 天気がよかったのでテラスでゆっくりワインを飲んで、3時過ぎには部屋に案内してもらった。 建物の右側、2階の手前角の部屋で、2方向の窓から絶景が望める特等部屋。 15:28 ホテルの周囲は色とりどりの花が咲き乱れていたので、夕食までのたっぷりな時間に、じじはカメラ片手に散策。 15:34 こんな山道を歩いているのです。 16:06 ゴンドラの下でカメラに余念がないじじ。 17:01 部屋は狭いがユックリできた。正面には絶景が広がっている。 17:02 バス付きだあ。 17:05 窓から。この時間はまだ人がいたが、1時間もしたら誰もいなくなった。 19:07 食堂は私たちのほかには一組のご夫婦だけ。いい部屋がとれたわけだ。 19:23 食事がほんとに美味しかった。 19:52 チーズは好きなだけどうぞって持って来られてもそんなに食べれるわけないよお。 20:10 デザートは何種類かある中から好きなものがリクエストできた。フルーツパイが私。 20:10 じじはラズベリータルト。これも私がみんないただいた。 21:23 窓から夕焼けを望む。 21:25 前へ 次へ |