6時起床、6時半から朝食。頼んでいた弁当を受け取って、チェックアウト。今日は当初予定の小屋、ベラシャ小屋が満室で予約できなかったため、次に近いタピラック小屋まで、17~18kmとかなり強硬なスケジュールになってしまった。 ラックブラン小屋からスタートする場合、ペラシャ小屋に泊まれないと、次の宿は5~6kmくらい先になる。ペラシャ小屋はベッド数が30床、これじゃ取れにくいのも納得。 最初からこんなハードな計画をしなければならないことにとても不安だったがその不安は的中した。途中プランプラからブレヴァンまではロープウェイを利用して1時間50分の時間短縮。それでもこの日は10時間歩き続けた。今日泊まる宿が清水氏の本になかったため地図で確かめるとともに、ベルナデッドさんに聞いたが、TMB のコースを取ると、わかりにくくて行き過ぎるから車道を下った方がいい、というアドバイスがあったため、遠回りとはわかっていたが車道をつづら折りに延々と下っていった。途中で新しい靴がかかとや小指、くるぶしなどに擦れてきて、二人とも足を引きずりながらやっとのことで小屋にたどりついたときは、5時半を過ぎていた。最低でも3時までには小屋につくを目標にしていたのが、2日目から崩れてしまったわけである。ブレヴァン展望台から一気に1400m降りたんだから、慣れない靴では靴擦れも仕方ないことだろうけど。 iphoneが計測した今日一日の歩行距離、なんと25.79㎞、総歩行数37.681歩、足をいたわってあげなければ・・・。 しかし、この小屋もベッド数は26床と小さかったが、個室があったため、助かった。 食事も野菜たっぷりで、気持ち的にとても安らいだ。 5:57 ラックブラン小屋から見るモンブラン山群の朝焼け。中央がモンブラン ヴェルト針峰とドリュ針峰、グラン・ジョラスとシャモニ針峰群 朝食はパンとジュースと大きな茶碗はスープ。 昨日登った登山道を、ロープウェイで登ってきたラ・フレジェールまで引き返す。 昨日登るコースは別のシェズリー湖経由に予定していたのに、最初から案内版を見落としてしまった。 昨日は途中にあるこの湖は凍っていたのか気づかなかった。モンブランが写ってきれい。 正面に昨日ロープウェイで降り立った、フレジェールロープウェイ駅が見える。周囲は一面アルペンローゼに覆われていた。 歩く左手にはモンブラン山群、下方はシャモニ谷。これからずーっと左手にモンブラン山群を見ながら歩くことになる。そしてシャモニ谷からモンジョワ谷、グラシェ谷、ヴェニ谷、フェレ谷、トウリアン谷を経由して歩いて行く。 シャモニの街並みがよくみえる。 11:50 プランプラのロープウェイ駅に着いた。 途中プランプラからフレジェールまでハイキングしている日本の団体とすれ違った。軽装で、らくちんらくちんと言っておられた。TMBはロープウェーなどを使うと好きな区間を簡単にハイキングできる。大パノラマはもちろん堪能しながら。 中央に見える山頂ブレヴァン展望台へはロープウェイを利用。これで1時間50分の時間稼ぎ。 12:25 ブレヴァン展望台。2525m。ここまではシャモニーからプランプラを経由してロープウェイを乗り継いでくることが出来るので、高齢の人たちもたくさんいた。モンブランが間近に見えるとてもすばらしい展望台。 13:24 ブレヴァン展望台から1時間降りてきたところから振り返る。 13:45 泊めてくれなかったペラシャ小屋。 17:46 ついにタピラックが見えた。4時間余り写真がない。途中動物園があったり、人ともたくさん出会ったが、足が痛いのと、つづら折りの延々と続く車道に疲れ果てて、カメラのシャッターどころではなかった。 昨日は相部屋で、じじはいびきに一晩中悩まされたとか。今日は個室でほんとにホっとした。ベルナデッドさんに個室があるところはすべて個室をお願いしていた。私はベッドの下から出てきたスライド式ベッド。2段ベッドよりもいい。 野菜たっぷりに、にこっ。スープもおいしかった。 夕食タイムは国際交流。こんなとこでで会う人は本当親しみやすい。といっても、私は半分も会話が理解できていなかったけど、にこにこ顔でごまかしていた。 デザートが必ず夕食にはつく。チョコケーキは大きくておいしかったよお。 シャワーは昨日も今日も一番に使わせてもらった。あんまり早くには外国の方は使わないみたい。いまのところ不自由していない。 前へ 次へ |