パリの生活始まる


朝6時起床。パリ暮らしの一日目と2日目は特に予定を入れずに、街の下調べと2週間の生活必需品の買い出し、フランスレイルパスのバリデーションなどを予定していた。

昨夜遅く帰宅したこの部屋の持ち主・ホストさん夫婦は、その後物音1つ立てずに、隣りの部屋で寝ている風だったが、お構いなしに台所を使わせてもらった。レンジを使ってご飯を炊き、インスタント味噌汁と漬物、そして日本茶、でやっと日本の食事にありつけた。まだ買い物もできてなかったので、野菜もフルーツもなかったが、でも大満足の朝だった。

山に持って行った服をすべて洗濯機に入れて、2回ほど回したが、とても時間がかかった。あまりに時間がかかりすぎるので、その後9時をはるかに過ぎて起きてきたホストさんに再度洗濯機の扱い方を聞いた。

ここでやっとホストの奥さんと対面。若いきれいな方。でも期待していた、とっても親しみやすい方だろうとの感じとは少し違った。二人とも仕事を持っていて、昼頃から出勤、帰りは夜が遅いということ、わからないことはなんでも聞いてくれ、なんでも自由に使っていい、というようなことをいわれた。私たちは今後の予定と、朝早く行動開始することを告げた。すれ違いが多く、多分対話する機会は少ないのかな?と思った。

洗い終わった洗濯ものを部屋の中に干して、トイレットペーパーや洗剤など日常品と数日分の食料を買い出しに近くのスーパーに出かけた。スーパーは歩いて2分くらいのすぐそばにあった。

次はフランスレイルパスのバリデードのためモンパルナス駅に出かけた。アパートから歩いて15分くらいのところ。この近さがアパート選びのポイントになっていた。理由は今回予定の列車の旅のほとんどがこの駅からスタートするから。

この駅は大きくて、歩いてきた方向からは入口が見つかりにくかった。案内板はあるがその方向に歩く人もなく、おかしいと思いながら、でも仕方ないから辿っていって、結果的にパーキングの横を通り抜けて閑散とした構内に入った。小さなインフォメーションのスペースに一人の係官がいたので、パスを出してバリデードを依頼した。構内らしきところには人が極端に少なく、駅の体をなしていない。パリの大駅がこんな?って、思いながら、不愛想な係官にメトロの乗り場を聞くが、小窓で仕切られた中から説明するだけでとっても不親切。大分迷いながら、結果この場所から隅っこにあったエレベーターで上に上がって、何とか普通の駅の構内にたどりついた。
後でわかったが、私たちが入ったところから道路沿いにグルーっと数分回って(もちろんほかの建物が立っている。)行ったところが正面入り口だった。この駅をこれから何回も利用するのに、こんなに大きかったらまた迷うだろうなと不安になった。

パリに限らずヨーロッパの建物は道路に沿って放射線状に建っているのが多い。その先端角は多くがテラス席のレストランでみな同じ様相をしている。同じような通りで同じような建物、歩くときの目印が立てにくかった。





12:11  モンパルナス駅前広場


こんなに立派な表玄関があったのに。


14:23  駅構内、日本の駅と違うのはプラットフォームがずらーっと並んでいる。高速列車TGVは改札なしで自分でプラットフォームに直接行って乗る。明後日はボルドーへ。ここから乗る。



モンパルナス駅を下調べして、次はちょっと治安に不安なメトロ体験。今日は荷物がなくて両手がフリーなので、ショルダーバッグはしっかり手で押さえて注意を傾ける。切符はすでに10枚つづりを購入していたのですぐ改札できた。日本の地下鉄と同じで慣れれば便利。パリ中心部、ルーヴル美術館近くで降りた。


パレ・ロワイヤル前広場。帰国時にはここからeasy busに乗る。




この広場のすぐ南側にルーヴル美術館がある。中庭にある有名なガラスのピラミッドは建物の外なので誰でも見れる。中の美術品は後日ゆっくり鑑賞することにして、そばを通り抜けて、チェイルリー公園、コンコルド広場、シャンゼリゼ大通りへ向かった。フランスを実感。











今日の探索はこれでおしまい。ここ凱旋門からアパートまでバスの直通があった。







                
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