ヴェルサイユ宮殿
                                一日の総歩数  26.662歩


パリミュージアムパスの2日目はパリから22キロ離れたヴェルサイユ宮殿。モンパルナス駅からTransilienに乗って15分。その駅から徒歩で1km歩く。ルイ14世が作った。庭園も含めた敷地の総面積がおよそ800㎡。一日掛かりで行ったのに、離宮のすべてまでを見ることが出来なかった。

モンパルナス駅について、ヴェルサイユ行の列車の発車時刻と乗り場を電光掲示板で探してその方向に行くと改札口(係官はいない)があってホームの方に行けない。レイルパスがあるからEチケットで改札なしで乗れるはずと、何とかして入ろうとするが自動改札口に切符を通さないと入れない。そこを通過する人は切符をいれている。大分もたもたしていた時、そこを通過する人が、Eチケットを提示して無料の切符をもらわないと駄目だと教えてくれた。そんなことどこの案内にも書いてない。レイルパス購入時に入っていた説明書にも書いてない。無料切符を交付してくれる場所を尋ねて、無事交付してもらった時はかなり時間を費やしてしまっていた。TGV以外はこんな手続きが要るんだ。

列車に乗ってる時間は少なかったが、ヴェルサイユシャンティエ駅に着いた時は10時を過ぎていた。駅から1kmくらい歩いて、予定より1時間以上遅れて宮殿に着いた。案の状、ものすごい行列ができている。でも私たちはミュージアムパスを持ってるので列に並ばなくていいはずと、入場口を探すが、わからない。列の最後尾を案内するスタッフにパスを見せて尋ねると、この後に並べという。やっぱりここもそうなんだ。ミュージアムパスのうたい文句は並ばなくていいと書いてあるのに、パスを購入させるためにうその情報を今でも出していることに腹立たしさを覚えた。今はセキュリティチェックが厳しく、並ばなくていいというのは嘘なんだ。小雨は降りだすし、牛歩よりも遅い進み方で、周りの人もイライラしているのがわかった。それから2時間弱、我慢して、耐えて、ようやく12時前に宮殿に入れた。

宮殿の中には絵画がいっぱい飾ってあった。肖像画が多かった。でも絵はルーヴルで目いっぱい見てきているのでどうでもよかった。いくつもある部屋をぐるぐる回ってついにお目当ての鏡の回廊にたどり着いたときに、やっとくすぶっていたものがスーッと晴れていくのを感じた。私はここも2度目だったが、やっぱりきらびやかでこれぞヴェルサイユ、がそこにあった。


10:06  ヴェルサイユシャンティエ駅から1km歩きます。


10:21 正面に見えてきました


10:53  すごい行列です。私たちの後にはどんどん人が列が増えて、蛇腹折りの列はすぐに横の空間がなくなりました。小雨も落ち出してイライラ度はピークのまま。


11:39  やっと中庭へ


11:57  マリーアントワネット


12:23  鏡の回廊


12:40


12:40


14:00  幾何学模様の素敵な庭園。オレンジ園



14:00  バロック様式の優雅な宮殿。花庭園は別料金を払っての入場
この花壇に入る前、丁度建物が曲がっている角のところが通路になっていて、そこに案内板があった。ここでじじはスリの被害にあった。二人とも案内板に目を向けていたほんのちょっとの隙に、肩から吊るしていた小さなポシェットのチャックが見事に開いていた。スリ情報は充分知っていたので、お互い注意しあっていたのに、まさかこんなところで。今日は朝から全くついていない。万一に備えて財布の中にはカード類は入れてなくて少額の現金だけだったので、被害を最小限に食い止めることはできた。憂鬱なじじの気持ちを思うとはしゃいでばかりもいれなくなった。


14:08  ラトナの泉水と左右対称に配置された遊歩道と植栽


14:56  グラン・トリアノンの入り口付近


15:05  ブルーで統一された部屋


15:06  ピンクの部屋


15:08  植栽と花の調和はどこも素晴らしい


15:08  グラン・トリアノンの柱廊。ピンクの大理石でできている。


15:09  イエローの部屋



15:17  グリーンの部屋


マリーアントワネットのお気に入りの館、プティ・トリアノンまでは時間的に余裕がなくて行けなかった。


17:00  terはフランス国鉄の快速列車。フランスレイルパスで乗り放題。




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