全長が160km~170km、アップダウンの累積標高差が1万mを超えるロングトレイル・TMB。清水氏の本には日本の北アルプスを縦走できれば、技術的にも体力的にも問題はないと書いてあった。ハイキングくらいしか経験のない私は、技術的にも体力的にも問題はあるし、ましてや十分な登山用の装備も揃っていない。計画では13日間かけて歩く予定にして、小屋も予備日を入れずに連続して予約していたので、できるだけ体力を消耗しないように、怪我をしないようにと装備については、軽量、汗対策、紫外線対策などを考えながら、慎重に準備した。


山へ携行したもの

     
 
 品    名   重量(g)  数量  メーカー
 ザック   995  1  グレゴリー
 靴   1254  1  シリオ
 ウェア―(上)    半袖  59  1  ファイントラック 
 長袖  114  1
 チェック綿シャツ  166  1  
 ウェア―(下)   250  2  モンベル
 下着(上)    半袖  42  1   ファイントラック  
 長袖  47  1
 ブラタンクトップ  55  2
 下着(下)   24  2   ファイントラック
 靴下    69  2  Fits
 ダウンジャケット   188  1
 ユニクロ
レインスーツ   540   1  ミズノ
 傘   147  1  モンベル
 手袋  28   1  ファイントラック
 タオル   大判  93  1  パックタオル
 小判  41  1  ファイントラック・ナノタオル
 帽子   57  1  モンベル
 マスク   9  1  ヤケーヌ
ステッキ    148  1  WILDER
 アイゼン   229  1  Snow Peak
 スパッツ   167  1  Isaka
 インナーシュラフシーツ   125  1  アートシルク
 サンダル   154  1  
 カメラ  400  1  ソニー
 サングラス   47  1  
 iphone   141  1  
食料(弁当、おやつ、果物、等)、 水、 薬、  財布、 パスポート、 クレジットカード、   ガイドブック、 地図、トラベルカード、 筆記具、 TMBスケジュール表、バッテリー類、洗面具、化粧品
その他(ビニール袋、ティッシュ 洗剤等)

     

数量が2となっているものは、1着は身に着けているので、ザックの中には基本的に替えのための一組しか入ってない。毎日早めに宿について、シャワーはほとんどの宿で一番に使用できたので、
洗濯した下着は充分に乾き、一組でも不自由しなかった。

ザックの総重量は10㎏前後位だったと思う。途中であった日本人のガイドさんたちからも、よくコンパクトにまとめられましたね、と言われた。着替えは一組だけ、はガイドブックの中での清水氏のアドバイス。リュックの重さが苦にならなかったことは成功の大きな要因であったと思う。

持ち物の中で一番よかったのは、ファイントラックのナノタオル。シャワー用として使っても柔らかく、給水力が抜群で水分のふき取りが完璧。速乾で軽く、文句の付けどころがない。パックタオルも評判がよく、小屋の洗濯ロープにはたくさんのパックタオルがかかっていたが、ナノタオルにはかなわない。後半はパックタオルは使わずに、ナノタオルオンリーになっていた。それはパリの生活でも同じだった。