長いようであっという間に過ぎてしまったパリの休日、とうとうサヨナラをする日になってしまった。パリの街自体はそんなに広くないと思ってフランスレイルパス15日間を事前に買ってしまい、ぎゅぎゅう詰めで予定を立てたため、市内の街散策のための時間が足りなかった。見どころいっぱいのパリ、2週間全部使っても飽きないかもしれない。

日本へのフライトはパリ発20時30分、空港までのeasybusの予約時間はルーヴル近くのパリ・シティセンター発で16時30分。午前中はもうひと歩き、モンパルナス駅のそばの大型スーパー・モノプリに行った。お土産を少し買い足して、またお寿司屋さんで寿司を買って食べた。

Easybusは1時間遅れなどもあるなどとサイトにあったので、やっぱり不安で、約束の2時間前にはバス停に行った。空港に早く着く分にはいいけど、遅れれば帰れなくなる。

パリ・シティセンターのバス停には14時45分発のバスを待っている女性がいたが、その時間になってもバスが来なかった。15時になっても、まったく来る気配はなく、その人はそわそわしだして、あちこちに行ったり来たり。とうとう待機していたタクシーに交渉しだした。丁度バス停の後ろにHSBC(香港上海銀行)があったのでそこで運賃を調達らしく、あたふたとタクシーに乗って行ってしまった。予約をして代金は払っているのにって言っていたので、それを棒に振ったことになる。タクシーだと最低50€はしたんじゃないかな?

私たちがそのバス停に行ってから既に1時間が経っていた。時刻表ではたぶん15分か20分間隔でバスが運行することになってたと思うが、1時間に一台も来ないのである。じじは30分経ったころからイライラ、ぶつぶつ。もう一人若い男性が待ってたが、彼は時間に余裕があるらしくもう少し待ってみると言っていた。予約はしてないということだった。
そして女性がタクシーで去って5分くらい経ったとき、見覚えのある easybus が、やっと遠くの方に見えた。私たちの予約の時間にはまだ1時間近く早かったが、そろそろ限界気分だったので、ほんとにホーっとした。

バスからは一人の客が降りてきた。当然チケットの予約時間など関係なしでチケットを渡すだけで乗せてくれた。私たちは二人分で8.9€だったが、予約無しの男性は10€を払っていた。
後から思ったのだが、乗客がいないとバスが走らないのではないのかと。

とにかくひやひやしたが、危機管理がよくて(自画自賛)事なきを得たのであった。

シャルルドゴール空港で、免税の手続きをして無事にチェックインもでき、1か月のフランスのバカンスが終わった。



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