パリ・セーヌ河に沿って左岸を歩く

昨日セーヌ河の北側(右岸)をプチ散策。おしゃれなパリを見つけた。今日はアパートから歩いてまずエッフェル塔に行き、川沿いにノートルダム大聖堂まで歩いてみることにした。

定刻の6時起床。朝食の支度をしていると、ホストの旦那が起きてきて、キッチン横のテラスの椅子に座り煙草を吸いだした。ご飯が炊けて、浅漬けを作って、すっかり支度が済むまでずーっとスマートフォンでメールしていた様子。折角だから海苔で巻いたおむすびを作ってジャパニーズフード、と
いって浅漬けも添えてあげた。今日と明日のスケジュールを少し話した後、彼は部屋におむすびを持って行った。

10時ころ、奥さんがおむすびの皿をもって部屋から出てきて、ありがとう、と言ったた。旦那はおいしかった、と言ってくれた。

その後、二人から話がある、と。洗濯機の利用は朝9時から夕方5時までの間にしてくれ、との申し出があった。ええっ、それじゃ朝早く出て遅く帰る私たちは洗濯機使えないじゃん。奥さんは、私たちは夜遅く帰る。朝はゆっくり起きるのであまり音を立てて欲しくない。というようなことを言ったと思う。一昨日部屋に到着した時、テーブルの上に紙切れがおいてあった。
We  welcome your arrival」.の書き出しで、あとは簡単に挨拶が書いてあるものと思い、最後まで読まずにいた。日本の宿に泊まった時に備えてある注意書きみたいに思っていた。その紙切れに、洗濯機の使用時間についても書いてあったようだ。ただ代理でカギを開けてくれた人は一言もそのようなことは言わなかった。本来ならそんな重要なことは口頭でちゃんと伝えるべきと思った。

じじは同居生活とわかった初日から、話が違うといってチクリチクリ言ってた怒りをとうとう私にぶっつけてきた。間借りのシェア生活とは思わず予約してしまった私の完全なミスで、怒られるのも仕方ないとは思ったが、私も被害者。夢のようなパリ生活を期待してただけにショックだった。
自炊する旅でのじじの役割が洗濯と決めているので、洗濯機のあるなしは重要な決め手で、いろいろ検討して決めたはずだったのに。

そういえば、ホスト夫婦が夜遅く帰る音も、シャワーやトイレを使ってる音も、まったくといっていいほど聞こえないのである。部屋のドアを締めていれば、聞こえないんだと思って油断していたが、聞こえないのではなくて、聞こえないように、音を立てないように気をつかっておられたのだ。

それからというもの、とにかく音を出さないように、抜き足差し足で、水道の蛇口もちょろちょろと。しかし、これじゃストレス溜まるなって、ため息がでた。じじは宿変わろうって言ったけど、お金払ってしまってるし。

すぐにどうすることもできなくて不機嫌なまま出かけた。ホテルからエッフェル塔まで、googlemapで2.7km、徒歩で34分と書いてあった。街路にはオープンテラスのテーブルでくつろぐ人たちが昼間からあふれていた。華やかなお店を見て歩いているうちに気分もほぐれてきた。


11:18 テラスの椅子はみんな通りの方を向いている。



11:41  でっかいねえ。


12:17  エッフェル塔を抱えてみた。気持ちは重かった。



12:36 ベルティクル・ガーデンウォール




13:02  アレクサンドル3世橋




13:22  オルセー美術館


13:56  フランス学士院


14:00 シテ島付近のセーヌ河分岐点。右端中央がシテ島の先端


14:10  セーヌ河の遊覧船



14:16 セーヌ川沿いにはずーっとこのような露店が並んでいた。


14:37  シテ島のノートルダム大聖堂  北のバラ窓と呼ばれるステンドグラスが有名だが、中に入るにはすごい列、今日はあきらめた。


二人で旅してるときでも口げんかは絶えないのでぐちぐちいわれても大抵のことは我慢しているが、、今日は出かける前から嫌なことがあり、ノートルダム大聖堂から帰るときになってとうとうブチ切れてしまった。ちょうどそばを遠りかかった日本人の女性からどうかしましたか?って声掛けられるほど大声を出してたのかと恥ずかしくなった。結局一緒に帰りたくなくて、一人で帰りますと反対方向に向いてどんどん歩きだしてしまった。アパートまで最短距離を間違えないで行って4.3km、約1時間。二人ともiphone持ってるし、どうにかなるさと、速足で川沿いに歩き去った。私はもちろん大回り、でも大体の地理は頭の中に入ってたので心配しなかったが、じじが帰れるかな?と少し心配になった。ぐるーっと遠回りしてアパートに帰りついたときはまだじじは帰ってなく、鍵は持たないし、ちょっと困った。しばらく待ってたら通りから姿が見えたので、やっぱりホッとした。


15:17  じじが一人で帰る途中にあった公園


15:17






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